HbA1c歯周病って関係があるってホント?

 歯周病とは、歯周ポケットに存在する歯周病細菌の感染に対して、周囲血管が拡張し細菌をやっつける
物質や炎症性たんぱく質(TNF-α)を放出するといった生体の炎症反応です。その結果、目に見えるような
歯肉の腫れ、出血、歯周ポケットの出現、歯を支える骨の破壊をといった異常が現れます。

 糖尿病とは、ブドウ糖が血液中に増加した状態です。通常、ブドウ糖が増えるとインスリンが出てきて
合図を送り、ブドウ糖を血中から細胞内に取り込む命令を出します。この命令を受けて、当の運び役(GLUT4)がブドウ糖を血中から細胞内に運び込んでいるのです。しかし、2型糖尿病では血中にインスリンが
存在していても十分な作用が発現できません。これをインスリン抵抗性をいい、ブドウ糖の取り込みシステムを
邪魔する炎症性たんぱく質(TNF-α)が増えた結果起こります。

このような症状ありませんか?−糖尿病の方に見られる口の中の異常−

口の中が乾燥しやすい

粘膜の灼熱感、充血、平滑舌

相互に悪影響!!

 歯周病がそんなに影響するの?−見逃せない理由−

 歯周ポケットは、1本ずつの歯の周囲に発生するため、すべての歯に5〜6mm程度の歯周ポケットがある場合、細菌と接する面積は自分の手の平と同じくらいとなります。この広い部分で炎症が発生し、ここからTHF-αが放出されていることになります。

炎症としての歯周病

糖尿病とインスリン抵抗性

歯周病(糖尿病は炎症が治りにくい)

傷が治りにくい

甘い匂い

むし歯(若者は広範囲になりやすいため、特に注意)

 HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワン・シー・)とは?

 血中ブドウ糖を表すも値(%)で、血中にあるブドウ糖と結合したヘモグロビンの量を測ったものです。
HbA1cは現在から過去1〜2ヶ月間の平均血糖値を表現しています。糖尿病の方ではHbA1cを1%低下させることができれば、糖尿病合併症の発症率も大幅に低下するといわれています。