閉経後の方へ・・・

高齢の方へ・・・

 女性は閉経前後から、女性ホルモンの
分泌低下に伴い、全身の骨密度が
急速に低下しはじめます。

 骨の組織がすかすかになる病気を
骨粗鬆症といい、骨粗鬆症による骨折は
脳卒中とともに、寝たきりの二大原因
にあげられます。

 また、骨粗鬆症になると、
歯周病が進行するリスクは
約2倍に高まるといわれます。

 閉経期以降は、骨折にじゅうぶん
注意するとともに、歯周病を防ぐ
ケアにもますます力を入れたいものです。

骨折と歯周病に要注意です。

 肺炎はがん、心臓病、脳卒中に次いで、
死因の第4位を占め、特に高齢者で
その率が急増します。口の中の
衛生状態はその肺炎の炎症とも
深い関係があります。

 食べ物を誤って気道に入れてしまい、
歯周病の原因菌などの口の中の細菌が
肺や気管支に感染するケース
(誤嚥性肺炎)は、寝たきりのお年寄り
には特に多くみられますが、口の中の
細菌が少ない状態に保たれていれば、
そのリスクを減らすことができます。

 そのためには、健康なときから、口の中を
清潔に保つケアを習慣づけることが
大切です。万一、寝たきりや体が
不自由になった場合も、
家族や歯科医師、歯科衛生士の協力で
お口のケアを続けたいものです。

口の中を清潔に保つことが肺炎を防ぎます。