まず、子供と先生とでお約束します。おかあさんは、聞いておいてください。子供の自覚を促しましょう。
昼間、指をしゃぶっているのをみたら、「あれれ、先生とのお約束はどうだったかな」と思い出させてあげましょう。このとき、決してしからないでください。逆効果になることがあります。
夜、寝かせつけるときは、寝つくまで本を読んだりして、横についてあげ、指が口にいくようなら、2と同じ要領で思い出させてあげてください。たいへんでしょうけれども、まず3日間やってみましょう。昼間よく遊ばせて疲れさせておくとよいでしょう。
指を吸わずにすごせた日は◎に、ちょっと吸ってしまった日には○に色をぬります。(少々、吸ってしまったり、寝ついてからいつのまにか吸っているような場合は、大目にみてあげてください。)そして、カレンダーにシールをはり、家族みんなでよくほめてあげましょう。
よくほめてあげることと、イライラしてしかったりしないことが、コツです。長く続いた癖が、1日でなくなるはずがないので、まあのんびりやりましょう。
一度やめていても、2〜3ヵ月のうちに後戻りすることがあります。そんなものですから、がっかりせずに、もう一度同じ要領でやってみましょう。前よりずっと簡単にやめられるはずです。
指しゃぶりの原因としては、たとえば、お母さんが忙しくてあまりかまってもらえないことや、外で元気に遊ぶ機会の少ないこと、かみごたえのない食事ばかりしていることなどが考えられます。この原因について、カンガルーの先生ともう一度よく考えてみましょう。
|