合併症と成功率

合併症
 1)手術後、数日間の腫張・疼痛があります。
   (疼痛は痛み止めの内服にて対処します。腫張は数日間で消失します。
 2)上顎の場合、鼻症状(鼻出血、鼻閉感など)が生じることがあります。
 3)下顎臼歯の場合、患側の下唇に知覚麻痺が出現することがあります。
   痺れが出た場合は、インプラントの除去や薬物投与を行うことがあります。
   (文献的には、埋入直後の発生頻度は1.7〜17.6%、永久的なものが0〜6.8%     と報告されています。)
 4)インプラント周囲に感染が起こった場合は、除去することがあります。
 5)まれに、予想外の出血が生じる場合がありますが、そのときは適切に対処します。
 6)手術後2週間程度、入れ歯を使えない時期があります。



成功率
埋入手術したインプラントが脱落する場合、あるいは撤去する場合があります。
(15年間の統計では、上顎における成功率は85%、下顎における成功率は95%程度といわれています。)



インプラント上部構造の破折について
セラミックスの歯は破折することがあります。破折した場合には、丸めることで対処しますが破折部分が大きい場合は預かって修理します。