このロバはあることで有名です。
それは一体どんなことでしょう?



    1.おどりを踊る
    2.歯磨きができる
    3.入れ歯を入れている
    4.足し算ができる



 このロバくんは一文字号という名前で1935年に中国で生まれ、東京の上野動物園に来て子供たちの人気者になりました。ところが、(人間の年で)90歳になった1963年に体が弱ってすっかり元気がなくなってしまいました。
 そこで、動物園の人たちはなんとか一文字号に元気を取り戻してほしいとお医者さんに頼んで動物としては初めてのある治療を受けました。
 ここまで言えば、分かるよね?
 さぁ、考えてみましょう♪
 答えはどれかな?
※このロバくんは大切なことを教えてくれるよ。






答えは・・・・・3の入れ歯をいれているでした。


  まず、一文字号の為に特別に作った道具でお口の中を型取り。
 模型を作って歯型や咬み合わせを調べました。
 そしてそれと以前の写真を参考にして入れ歯を作り始めました。





   
入れ歯が完成し                調整して一文字号に入れました。




                       治療前は舌がダランと垂れ下がり顔に表情がなく元気が
                       なさそうですが、


治療後は噛む機能を回復し心も体も元気になり再び子供たちの人気者になりました。



 



 これは一文字号の義歯装着前後における健康状態の比較を表したものですが、かなりの変化が見られます。噛むことは食べるだけでなく心や体にまでいい影響を与えていたのですね。